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企画内容詳細

 

なりきりディスカッション

福島遊学のメインの内容となります。将来、復興を担う立場であったら、どんなディスカッションがいいでしょうか。どのようなテーマが最適でしょうか。「原発は賛成か反対か」…「避難民はどうするべきか」… テーマを作ろうと思えばたくさん出てきてしまいますね。この企画でまず提案するのは、「なりきりディスカッション」です。

なりきりディスカッションとは。単純です。他人になりきった人(以下、役者と表記)同士でディスカッションをするのです。ではその他人とは。家がない人、家には帰れるが避難したままの人、原発から離れたところに住む県民、原発社員、国会の議員、同じ被災地東北の人、福島から遠い地域の人、など、様々な人です。それぞれの立場の条件を役者が把握してから、ディスカッションするというものです。役者はそれぞれの視点から発言をするから、いろんな意見を自ら考え、また、聞くことができます。たくさんの視点を知ることで、様々な人のきもちを感じ取ってもらえると思います。

 

福島県産○○狩り

○○には、福島県産の食品が入ります。福島県で室内栽培されていて、放射性物質の面からも安全なものを自分たちで収穫して食べよう、というものです。福島県産のものは、放射性物質の量が基準値を下回っていても、気にする人が多いため出回らないことが多々。しかし、ハウス栽培なら、室内で育てられていて安全だし、信頼度も高いはず。福島県産のものを味わってもらいたいという意味では最高の条件ではないでしょうか。

 

放射線測定体験・探検

福島に来たくない原因の多くに、放射線が…という声があると思います。その厄介な放射線について取り上げてみましょう。学生で、放射線量を測ったことがある、という人は多くないと思います。放射線量を聞いてもピンと来ない人もいるのではないでしょうか。みんなにとって曖昧な放射線量を自分で測ってみようというのがこの取り組みの趣旨です。さて、放射線量を測って嬉しいことは何でしょう。いろんな場所の線量がわかる。それだけではないのです。いろんな場所の線量がわかるから、どんなところが高くて、どんなところが低いのか。どんな場所どんな危険が隠れているかがわかる。これは重要なことです。福島という土地が復興するにあたって、福島にある危険をちゃんと知ってもらいたい。知ってもらわなければ、軽視してしまえば、それは復興の妨げになりかねないのです。

 

講演・コミュニケーション

なりきりディスカッションにも繋げたい、いろんな方々の講演です。なりきりディスカッションでのテーマにおいて、賛成の立場の人、中立の立場の人、反対の立場の人など、意見も違えば立場も違う、あるいは私的な感情で発言、行動できない人もいることでしょう。あらゆる人の意見を聞いて、あらゆる人の考えを知るのに欠かせないのが講演やコミュニケーションです。

 

 

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